魚貝串焼 楽縁（たのえん）

今日は、素晴らしいお天気ですね～＼(^o^)／しかも爽やか～こんにちは、まちゃ姉です。『楽縁』の話題はちょっとおいといて…。

最近は、パートにも通っている事ですし、いつも『楽縁』に出ているわけではありません。
群馬で暮らし始めて間もないですが、最近、ようやく単独で飲みに行ったりもできるようになりました。

ある晩、グンブロ師匠のお店に、師匠が出て来られるタイミングを見計らい、うかがったところ、なんと、お店は大繁盛！ブログに関しての質問もそこそこに、席をたつ事に…。そういえば、さっきから「次の店に行く。」と、お会計をとっくに済ませたはずのお兄さんがまだいる。次の店とは何処なのか聞くと、まちゃ姉も知っている店。まちゃ姉も便乗してご一緒させていただく事に。このお兄さんとは、今までにも師匠のお店で何度か、会った事があり、初対面という訳でもない。(以降、このお兄さんをK君)

二軒目に落ち着いて、若い世代はどんな事に興味を持っているのか、興味深々…。
都内で独り暮らしの頃は、若い世代の飲み友達もいたが、群馬に来てから、まだまだ飲み友達もいなかったのでK君のような若い方と酒席を共にするのは稀な機会なのでした。

それとなく話題を振ってみると、映画や落語の話題に食いついて来た。けっこう好きらしい。
まちゃ姉は落語が好きで、たまに寄席にも行く事もありました。K君は、寄席には行った事が無いと言っていたが、せっかく興味があるのだから、ぜひ一度、実際に噺家さんの芸を観てみていただきたいものです。
映画はというと、驚いた事に、『男はつらいよ』の寅さんシリーズを第一作目から順に観ているという。

自分は、ぎりぎり昭和生まれではあるが、もの心ついた時には、すでに世の中平成になっていた。人生の中で、すでに昭和よりも平成を長く生きている。自分の親達の世代が生きた、昭和という時代を身近な視点で見てみたい。それには寅さんシリーズが最適だ。

と、いう理由で観出したのだそうです。

それは凄い！おっしゃる通り、寅さんシリーズは確かに昭和を代表する傑作だと共感し、そんなK君にすっかり感心してしまいました。実はお酒を飲みながら、このような文学的、文化的な会話をするのが大好き～♡
お酒の席だからこそ、普段だと少々照れくさいような意見も述べたりできるものです。おかげで、思っていたよりも有意義な酒席に大満足なのでした。




ほら、逢っている時はなんともおもわねぇけど
別れた後で
妙に思い出すひとがいますね
…そういう女でしたよ
あれは
♠男はつらいよ『寅次郎 忘れな草』

たまたまですが、まちゃ姉もわりと最近、寅さんシリーズにハマった事があり、とにかくリリーさんが、登場する作品は特にいい作品だ！と聞いて、DVDレンタルで観ました。
『寅次郎忘れな草』は、リリーさん初登場の作品。この時代に、こんな生き方をしているリリーさん、かっこいい！！いきなり鷲掴みでした。




「リリーさん、お兄ちゃんのお嫁さんになって…。」と、妹のさくらがリリーさんにお願いするんですよねー。

♠男はつらいよ『寅次郎 相合い傘』

寅屋でメロンを巡りひと騒動…この時のリリーさんが、これまたかっこいい！！




ほら、あんまり海が青くて
あんまり空が澄んでいたので
俺とリリーはつい夢を見たのよ

♠男はつらいよ『寅次郎ハイビスカスの花』

沖縄で、寅さんとリリーさんは、しばらくの間、夫婦のように暮らしていました。だけどやっぱり上手くいかない。似たもの同士でお互いに理解し合っていて、思い合っているのに、どうしてなんでしょう？男と女は複雑です。

子供の頃、お正月に、映画館で新作が公開され、TVでも放映されていたような…？家族揃ってよく観たものです。
子供だったので、ストーリーは理解できても、登場人物達の心情まではよくわからなかったのだと思います。
なんだか、ワンパターンのような気もするが、飽きられずに、なんでこんなに人気があるのだろう？と不思議に思った事もありました。

大人になるにつれ、心模様も多少理解できるようになると、より深く楽しめるようになりました。なるほど、傑作と言われる訳が解ったような気がします。昭和の時代を色濃く残した、味わい深い作品です。
未だ、たまに、観たくなります。